お多福(おたふく)さん。左 甚五郎(江戸時代初期に活躍したとされる伝説的な彫刻職人)の奥さんと言われ「家(家内)を災いから守る」とされています。征夫氏の描く「お多福さん」も例外ではなく、表情も良く、玄関などに飾るととても縁起がいいとずっと人気があります。今ではトレードマーク化されすっかり定着していますね。


※「おかめひょっとこ」の「おかめ=お多福」とはまったく違うのでご注意くださいね。


マメ知識:
征夫氏のお母様の名前は「フク」さん♪


・・・『八福神』をご存知だろうか。氏が武漢の黄鶴楼(こうかくろう)という建物を訪れた時のことだ。「ガイドが『昔、ここに八福神が棲んでいた』と言うんです」。その八福神が日本へ行く時、一人だけ酒を飲んでいて出発へ遅れてしまった。そこへ黄色い鶴が飛んできて、最後の一人を背中に乗せて日本へ連れて行った。ところが、先に着いた七人が既に『七福神』として受け入れられてしまっていたから、仕方なくそのまま戻ってきたのだという。
「最後の一人が仙人なんです。 霞を食って生きているはずの仙人が酒を飲んでいて遅れた、というのには笑ったね。・・・(創作市場12号、水嶋征夫の特集ページより抜粋)
 

『八福神』


 

 


 

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